いつでも
こころのなかに
イメージはあって
それは何色なのか
どんな形をしているのか
やわらかいか
どの
はなのかおりだったか
わたしの皮膚から内側5ミリ
5ミリ分だけは
普通のこと
毎日生きていくために必要なことを
纏って
笑って話して頑張ったりして
でも
その5ミリを超えて内側に行くと
もう
そこは
別世界
オーロラみたいな揺れた色が
いつでもゆらゆらと
変化し光ったり
とまったり
濁ったり
たまに
その5ミリをうちやぶったりしながら
その曲の
イントロが流れた瞬間に
あたまに浮かぶ風景と
かおりと
おんどと
みたことがあるイメージであったり
これから見るだろうイメージであったり
それは
おなじときもあれば
ちがうときもある
いつでも
あたまにイメージを
10年あとの
自分のすがたでもいい
明日いちにちのスケジュールでもいい
3品同時に料理する手順でもいい
めをとじて
においをかいで
そして
舌でかんじとって
くみたてて
そして
またイメージにもどしてゆく
そのくりかえしを
日常的に
無意識のうちに
行っているみたいだった
むだなことを
淘汰していったら
もうすこし
そのイメージも明確に
つかみやすく
ちいさな
分子が
そのまた
原子のすがたが
みえてくるように
はやく
まっさらになりたいなあと
それもね
イメージをね
いつでもね。
そうすると
ぱっと
目のまえに
現れる
ひゃはぁっ
おどろきは隠せない
と
これもね
想像するも
妄想するも
あなたの肌は
あたたかいのだろうかとか
たまにはエッチに
それまた
イメージで。
いつも
いつでも
生ぬるく
透き通って
官能的で
優しい
ちょっといいにおいで
たまに鋭い
艶やかで
可愛い
いつでも
イメージでいっぱいに。