連勤最終日に遅い時間やっと家に着くと
長い一日はゆっくり次の日になってすると
一ヶ月半のご褒美と我慢が
いきなりまとめてやってきたみたいに
この手の中にあって
わたしは
小さなことだったけれど
自分に必要なのに目をつむっていたことに気づいた
そして休みも二日目にさしかかれば醍醐味
一日中
徹底的に「だらしなくすごす」こと
今日ばかりは
ソファーでねっ転がって雑誌広げて
その上でうたた寝してよだれがたれようとも
そっから転げ落ちて深夜めがさめようとも
いつも真っ先に片付ける洗い物を
きょうだけは溜めておいても
だれにも怒られない！
そうやって決めてだらしなく過ごす休みは
なんともまあ幸せ。
ひとつ遠くの銀行まで歩く
ハーブの瓶をひとつづつ匂いを嗅いで選ぶ
カレンダーを捲り新しい月に挨拶をする
にんじんの美味しい食べ方を考える
目覚ましをオフにしてベッドの中ばたばたする
遠い距離を愛おしむ
ちいさいころ
おやすみのひに
窓際の日だまりにひたすらねっ転がって
だらだらドラえもんのビデオをみるのが好きだったなあ
あんまりかわってないな。
ドラえもん見たくなった
駅のDVD屋さんにおいてあるかな