経験

05/26/2007

部屋のなかで
傘が開いてる

pellava

服が
脱ぎ散らかされている

昨日かけたドライヤーはそこに
換気扇は回りっぱなし

 

自ら

のどの奥に
人差し指を突っ込む

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは
たくさんの曲がりくねった路を歩いてきて
ここまできてそしてたくさんの人を傷つけてきて
そしてむちゃくちゃにここに今居て

 

いまもいまだ
ぐねぐねに曲がる路の真ん中で
動けなくなったり窒息寸前になりながら歩く

 

おそらく
わたしよりもわたしをよく知るひとが
わたしのことを真っ直ぐだと言った

 

 

ぐるぐると
ちいさなことに捕われていたそのことたちが
ひとつづつ片付いて行った

 

大好きになった人が私のことを
大好きになる瞬間ほど
自分の自尊心を救ってもらえることはない

 

素敵だなと心から思ったその人たちが
目の前で笑うそれだけで

わたしが
ここにいてよかったんだろうと
生きていてよかったんだろうと
大げさなのかもしれないけれどおもう

 

ただの酔っぱらった夜
珍しく酔っぱらった夜

 

わたしは
真っ直ぐに育ったんだ。

おとうさんと
おかあさんに

生んでくれてありがとうと
メールをした

 

何も特別でない
普通のなかの普通の家庭にすくすく育ったわたしは

 

いま
こんなにも

恵まれている

 

 

 

 

からだのなかの感情が
すべて屈託なく溢れ出すこのときは

なかなかめぐりあうことのない
貴重なそのとき

ぐでんぐでんに酔っぱらって
ぐでんぐでんに
あいを噛み締める

 

わたしが生まれた奇跡

 

 

奇跡と

奇跡と
奇跡の上をあるいてわたしは

 

この先も。

 

 

 

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