外国での暮らし

梅雨入り

06/23/2007

何もしていないのに疲れて夕方からソファで眠り
目を覚ます頃には外は闇
気のせいかとちらちらバルコニーを覗く
遠くのほうが光っている

雷が向こう側から鳴り響く
空が急速に灯りを奪い去ったと思ったら
繰り返し光る稲妻と突然の雨音
一瞬でフウケイは消えた

そして私はいつも通り願う
強く激しすぎるそのシャワーで
この薄汚れた不潔な町を
どうかぴかぴかに洗い流しておくれと

何かを叩き割るようなその雷鳴
この私に怒っているのかと勘違いをしながら
強烈な自意識の塊とぶつかりあう閃光と思考
何ら変わらないいつも通りの夜は更けてゆく

初めて体験するこの異常な空気に
恐怖の念は微塵も感じずに
こころは不思議なくらい次第に静まってゆく

 

さあ雷が落ちたところで
人生計画を立てよう。

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