経験

22歳の鍵盤

07/17/2007

わたしは仕事をしていないと
もしかしたら死んでしまう

わたしが22歳のとき
妹が「22歳の私」をテーマに作品にした
ショート映像のタイトル。
今でも思い出しては見る

 

ここでいう仕事というのは
週に5日はたらいて手取りでいくらもらってという
そういう意味での仕事ではなく
自分が出すことのできる100パーセントを
しっかりエネルギーに変えて還元することができなければ
死んでしまうということ。

瀕死の今いろいろなことが思い出された。
長いことかけて探してきたもの
そして今まで経験してきた数々のこと

わたしという人間が
死んでしまう前にぎりぎりで気づいてよかったのと

どうして毎晩眠れないか一日をフルに使っているのに
どうして毒が蓄積されているのか

小さなころ飼っていた黒猫
5匹生まれた赤ちゃんを
育てられずに奪われて
おちちがはれあがり
病気になってしまう猫

 

自然の摂理には逆らえるわけもなく

インプットとアウトプットのバランスが取れなければ
壊れてしまうその事実は

もうずっと前からわかっていたのに。いつなんどき
ゆっくりしていても悩んでいても止まっていても
わたしはいつだって全力で一生懸命だったのに。

 

死んでしまうとおもった
毒がまわりきるまえに。

 

うみ出す喜びを。
全力を出し切れる幸せを。伝わる方法を。

 

風を。

 

 

 

2017-02-21 追記

2年前に生きる道にようやく乗って、人が私の生み出すものを
必要としてくれるようになり、

わたしはそして初めて生きる心地がしている。

これだけの全てを、自分の創造力もエネルギーも愛も
鬱血して循環させられずに

たったひとりよく生きていたとおもう。本当に当時の苦しさを思い出すだけでぞっとする。

 

長い時間が、報われていく。
それまで苦しみ抜いてきた自分に、敬意を表して
そして彼女の苦しさを、今のわたしが形にして世に送り出すこと。

10年前の自分へ。

がんばれ。

ここにいるよ。

 

 

 

 

You Might Also Like