例えば
スキを
もっともっと強く
探して
好きを
自分の好きを
もっともっともっと
淘汰させていけば
それはもっとも美しい姿に
なっていく
そのために
なんとなく
なんとなく好きだなあから
もっと
わたしは
これが好きであると
そうやって
はっきりいえるくらい
自分以外の全員が
「まあいいんじゃない」
って言うなかで
じぶんひとりでも
「これでないとダメなんだ」と
「良くないよ」って言うなかで
「でも私はすきなんだ」って
そのくらいに
強く持っていられれば
それはなににも代えがたい
潔さと
ただのわがままではない凛とした強さになる
もっともっともっとすきを
これが一番いいっていう
すきを
もっと自分の中に
増やせたら
気づいたらそれは
自分だけの色
やりかたも
えらびかたも
100人いれば100通りあるけれど
好きをもっともっと
突き詰めて
どうして
その色なのか
どうして
そっちを選んだのか
好きに理由なんてなくていい。
好きに囲まれて暮らすのは、とてもいいもの。
なんていうか
わたしはただ
すきがひとつづつ
ふえて
そのなかで気づいたことが
たくさんあったから
わたしのすきを
じぶんだけのすきを
この腕にだきしめて
なにひとつ
譲る気はこの先一生ないもの。
好きをもっと。