自然のリズムに沿って息をしていくこと
自然のリズムに沿ってただ生活することを
とにかくとにかく意識するようになり
しばらくが経つ
するとエゴの塊そのものだった自身はどこかへ去ってゆき
ただ抗わずそこに存在できるようになった
根本的には変わらない
ただ隠れていた真ん中の芽がきちんと育っているだけで
きちんと知って
そして感じて
目を閉じて
感覚を研ぎ澄ませれば
気づくと
太陽や
月と同じ歩幅で歩いていることを
淘汰されてゆく
日々刻々と
何事もないように見える毎日は
どれほどまでに静に本質を訴えかける
自然のリズムに沿って生きる
それほどに気持よく穏やかで
心をきれいに保てる方法は
他にはきっと、ない。
そういうことがあたり前だと考えるひとはきっと多いだろう。
でもそれを本当に心の底から感じるひとはきっと、
少ない。
さて
雨に隠れた月は
もうまもなく完全に姿を消す。