しぜん せかい

05/19/2009

からだの中に青い波があって、
深くて濃い色で、ほんの少し緑をまぜたコバルトブルーみたいな感じで
温度はぬるくもなく、少し冷たいけどとても冷たくはない、波は
光を反射して同じ間隔でリズムを刻みつづける。
風は、とても強すぎずぴゅうと吹いて光も間違いなく5月の柔らかさで
風は、次に止んだ。光はあたって、少し眩しい
わたしは、海がみえて嬉しくなって興奮してしまってあっちのほうから
不細工な走り姿で全速力、そうして波打ち際についたとき、
もうほんの少し汗ばんでいてそうして着ていた白いtシャツと半端丈のジーンズを
たぶん脱いで裸ん坊で波に触れにゆくのだ、そうしたら少し冷たい波は
完璧な温度となる、春先の、初夏のしるしとおもう
からだの中に碧い波があって、
わたしのからだの中は大きなおおきな海になっていて、
いまその波はとてもおだやかにかくじつに揺らめいていて
本ものの夏がやってくるのを待っていて深緑と青の中間くらいの
濃いいろに泡付きの水を混ぜた色でそして
どうしてかそんなに深い色なのに、
海底ナンゼンマイルの底の底まで光は届き、
透き通っている。
虹色の、とても小さい魚が
そこで泳ぐのを嬉しくおもっている。

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