すきなもの

つむぎ

07/04/2009

色々なことを、感じることを持て余していた。
溢れて整理しきれぬ感情を、

ただ並べる作業を始めなければいけなかったように思う
別に、意味はなくて良かった。

でも、何となく自分の人生の幕を開けたような感じはしていた。
とりあえず、記録はつけたほうがいいかなあといった程度でもあった。

それは、3年前の、7月のこと。
つながる つむぎつづりという名前は
いつかここに書いたが私の愛おしい名前からとった
麻の葉の柄は繋がりが永遠に続いてゆくという意味があることを知ってから
糸は一生寄添って行くテーマとなって
つむぎはもちろん糸を紡いでゆく作業と言葉をつむぐ意味
一番初めに自分で惚れ込んで仕立てた着物の生地は紬*(つむぎ)という種類のもので
私の選んだ結城紬*は今まで見た事のある他のどの鮮やかな絹よりも地味でそして
畏れ多くも結城のような人間になりたいと強く強く思ったものだった
綴りはそのままの意味でありとあらゆることを綴るために

いまでもずっと気に入っているタイトル
つながるつむぎつづり
転々と場所を移りつづけたこの日記
当時こんな未来がやってくることをとてもじゃないが想像できなかったけど
でも3年分の膨大な日々は
まあまあ結構気に入っている。

いつまで続くかわからぬこの日記
とくに有益な情報もなくわたしの当たり前な日常が書いてあるだけの日記
だれともわからぬ誰かが今日も
読んでくれていることに心から感謝します。

優しい気持を、忘れたくないです。
大きく、変化した気もするし、何ひとつ、変わってはいない。
でも3年前「今が一番幸せ」と感じていたのと同じように
今、「今が一番幸せ」だと感じている。
そういうことを、ずっと忘れないように
これからもできる限り、わたしの日常がこうして
続いていけば嬉しいなと、思う。

 

此処に。

つながる つむぎつづり。

 

3歳おめでとう。

 

 

 

Wikipedia
(つむぎ)とは、紬糸を機織りの緯線・経線の片方若しくは両方に用いて織った布、若しくは縫製した和服。
耐久性に非常に優れ、数代にわたって着繋がれることから、相応の価格で取り引きされる。
紬は丈夫なことから古くから日常の衣料や野良着として用いられた。このことから材質が絹であっても正装に用いてはならないとされ、外出着若しくはお洒落着として用いられることが多いが、近年では略正装程度であれば用いる場合がある。

Wikipedia
結城紬(ゆうきつむぎ)とは、茨城県・栃木県を主な生産の場とする絹織物。単に結城ともいう。国の重要無形文化財。

昨今の技術革新による細かい縞・絣を特色とした最高級品が主流である。元来は堅くて丈夫な織物であったが、絣の精緻化に伴い糸が細くなってきたため、現在は「軽くて柔らかい」と形容される事が多い。

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