冷気にぐっと深く沈まされ
静かな水曜日を過ごす
それをdownと呼ぶのかどうか
ともかく自然界ではこの季節に向けて眠る準備をするのだ
だから朝来て挨拶を交わした時に
“元気がないよ。”と素直に答えても、それは悲しいことでも何でも無く、
“そっか、うちの17歳の猫達も、ここ数日ずっと眠ってるんだよ。
トモダチの家の猫もだってさ。”
そんな調子なのだ。
わたしは動物のように、このセカイに生きている。
食べることが好きで、料理をしている。
まいにちまいにち果実と木の実と野菜に触れている瞬間が、
わたしの人生をこれ以上無い愛すべきものにしてくれる。
そして寒い日は休めばいいし、気持ちが浮かなければ静かにしている。
自然の法則の下で、わたしは今日も
年老いた猫のようにごろごろとしている。
寝ても覚めても、
何とも素敵なlifeを授かってしまったなあと
最近はもう、ただ流れの中でゆったりとしているだけだ。
徐々に、また
道は平たく均されていき、地平線は昇り沈む光に彩られる。
このまま行く。
どこまでも。