台所 外国での暮らし

Live vegan

12/08/2010

最終的に、veganという生き方が、結局心地いい。
何故veganかということを、どう食べていくかということを、
もうここ何年もずっと真剣に向き合い試し広げそして淘汰させ
変化していったけれど、何度も何度も行ったり来たりしながら今辿り着いたこの場所は、
何も間違っていないなあと、やっと、思う。

ピュアで生きたエネルギーを身体にいれることは、もう何の疑問もなく
魂から透明にしてくれるし、偽りなくここに証明されたんだろうな。
もう、何も無理をしなくてもいいんだなあとおもう。
まだほんの少し前までは、食べたいものとか、食べたくないものとかが
イマイチ判断するのが曖昧な部分もあって、差し出されたらひとくち口にすることは
日常的だったけれど、今は、とても純粋な気持ちで、必要ないものを
必要ないと言えるきがする。
特に、好きな人に差し出されたものは、自分も好きになれる気がして、
どこか不自然なところがあっても受け入れていた。

食べたいから、料理を選んだのだと思ってきた。
でも、このあいだ訊かれて、ああ、食べることが相当負担だったからこそ、
自分で創ることを選んだんだということがわかった。

nyのveganの店は、まだ、それほど多くはない。
それでも他の街に比べればマシなほうだろうけど、どっかの宗教の布教活動のごとく
live!vegan! と謳う自分の働く店のやっていることは、あながち間違ってもいないのかも~
とぼちぼち思うようになってきた。

それでも、食べかたは自由だと信じているので、
誰に何を言うつもりは今後もまったくないけれど、
ただいま自分の生き方がまた一つ、簡素化されてこころがすがすがしいことを
記したくて綴っておこうとおもったのだ。

nyで一番好きなレストランは?と訊かれて、答えは出なかった。
なぜなら、自分で作るものが、一番美味しいからだ。
食べなくてもいいという自由が与えられることが、実は私にとって
本当に幸せなことであったんだろう。

日本に帰るのが、毎回憂鬱なのは、ここにひとつの理由もあるだろうとおもう。
野菜しか食べないとなると、相当選択肢は狭まるうえに、かなりの確率で嫌われる。
本当に、嫌がられるのだ。
それは、殆どの人生をすごしてきたから当然よく知っている部分でもあり、
だから笑い事でもあり、でもとてもシリアスに考える必要のあることでもあった。

様々な種類のベジタリアニズムに出会う中で、決してお互い交わることのないジャンルもあり、人々は、それぞれの思想を胸に、野菜を食べる。

わたしのばあいは、これといった理由というのはないのだろうが、
または、多すぎる理由があるのかもしれないが、
ともかくいまのとろようやく答えがでたことは、とてもとても嬉しいことだった。

もっともっと、この先もシンプルな生き方を知っていくことができたら
幸せだろうなあ。
年々どうしたら心地のよい生き方ができるかを研究して、そうしたら
本当にいろいろわかってきて、心地がよいと感じないことならば、
何ひとつやる必要はないんだねってそういうスタンスを持ち続けたら、
何ともまあ愛されること。おどろきの。
それはそれは、自分がこの人生のことを、とても愛することができるようになった
しるしのようなものだね。

繰り返して行くと、ほんとうにわかるようになることがある。
そのうちのひとつが、今わたしが選んだこの食べ方。

使う調理器具は、どうどん変化していって、この先はきっと
コンロはもしかしたら必要がなくなるかもしれないとおもう。
さすがにまだそこまではいたっていないけど、
そのかわり、そのうち乾燥機を買って、良いミキサーとフードプロセッサーと、
とても良いジューサーとともに、
とてもピュアな食べ物のことを、もっと知ってゆけたら。

初めてローフードのキッチンに立った時のあの匂いはもう
確実にいままでの自分が知るレストランの厨房の匂いとは違ったけれど、
いまはわかる、あの匂いは、ほんとうに汚れていないエネルギーの匂いなのだ。

一億通りもの食べ方があるなかで、
菜食というカテゴリーはとても狭いようにみえて広い。
そのカテゴリーの中だけでも、何万通りの食べ方があることだろう。
わたしはそれをこのまちで知った。
わたしの食べ方は、ある人々の中ではとても当たり前のように感じられることでもあり、
ある人々からしてみれば、とても異常に感じられることもあるだろう。

新しいhealth foods storeがオープンした14丁目と7番街の交差点には、道路を挟んでマクドナルドのサインが煌々と光っている。

私は言った。
偽物の肉も、フライも、味の濃いのも、電子レンジもどうしても好きになれないから、
ここで働きたくない。
と。

 

一番はじめに気がかりだった、空気の通り道をふさぐドアに感じたことも、
間違ってはいなかったし、たぶん一回電子レンジを回す度に、
何かは壊れているきがする。

 

わたしは、とても満足している。
わたしの、歩いている、この道に。

 

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