コントロールのきかなくなったブレーキを
ひたすら修復するにあたる一ヶ月
神無月の締めの週末
ぐっと冷え込んだ
世があける前の大学を横切る道の静謐に
もうこの頭をトンカチで粉々にしたほうがいいんじゃないかという位の
寝ぼけた失敗と割れた茶色のガラス
わたしはまだ目をこすりながら
心の底の
もやもやの正体を探し当てずにいた
ドキドキの続くそのナーヴァスを隠しながら
ただ歩みを止めぬことだけを守ろうとしていた毎日
早すぎる吹雪のなかの長い白昼夢、
そして日が落ちはじめる窓越しに響く車の走る音
まだ10月なのに文字通り積もった雪を眺めながら
わたしは一体どんな明日を築きたいのだろうと
この身体にこびり付く執着がはがれて行く音を聞いていた
そしていつもその精神が
独りきりを感じ
塵が床まで下がったときに
開いたGmailには外と同じように雪が積もっていた
私は、その甘い甘い手紙に
もうどれだけバチが当たっても
文句は言えないのではないかと ため息はもれた
もうじき幕を閉じる 雪に隠れた神の月
再度、毎度、再度 歩み始めるために
心の準備をいつも。
マグカップからの湯気と
chet bakerの似合う季節が
やってきた
冬が、好きです。