いのちというのは実に 不思議なもので
めぐりめぐって旅をしている
おとずれ そして 発ち
その繰り返し
いのちというの実に ふしぎなもので
待ち望んだり 悲しんだり
そして 祝福されたりする
涙がにじむ そのわけは いつでも
いのち
いつでも そこに 生と 死と
いのちの 巡り ゆくかぎり
わたしはその エネルギーの循環のなかで
その いのち というものを
できるかぎり ニュートラルに とらえゆきたい
それはそれは
パワフルな
ひとつの季節が 次へまたがるこのときに
こうして世界中で目にする ”いのち” に
どれほど 救われることか
29歳のバースデーに 花束とともに
恋人が買ってきた 3つの球根は 古びた鉢に 隣り合わせて並べられ
そのいのちのなかの ありったけの 生命力を 見せてそして
わたしへ、日々
そのエネルギーをわけあたえてくれる