ニューヨークの面積は東京と横浜を足したくらいらしいです
といってもね メインのいわゆるマンハッタンという島は
山手線の内側くらいのサイズなんだって 小さいよね
普段地上をせわしなく歩いていると街の風景など視界に入ってこない
ミッドタウンにあるブライアントパークは
四方を高いビルで囲まれて
憩いなんだか喧噪なんだか
まったくもってシティの公園そのものですが
年中コンサートやらタイチやらヨガやら行われ
毎年冬はスケートリンクが建設されて 春には壊されるという
いくら街の真ん中とはいえ 酷使されまくっている印象がある
ビルの合間にぽっかり四角く確保されたそのスペースは しかしながら
なかなか便利であって ニューヨークに住み始めたころから
ちょこちょこ利用しているすきな場所
最近は、二ヶ月ほどたってようやく、自分が”結婚しているという事実”に
ようやく慣れてきたことに気付いた。
銀行のカードやらなにやら色々名前を変えて、元恋人のことを度々
”my husband”と呼ぶにつれ、最初にあったくすぐったい恥ずかしさも
徐々に薄れていき、心もとなかった関係は、確かに”husband and wife”に
なってゆくのだろうと思う
結婚という体験に対して、わたしの場合
例えばプロポーズや指輪、結婚式にハネムーンとか、
そういったものが一切削られたミニマムであったわけで
最も実感しにくい人生のライフイベントである気がしますが
先日クラスで「人生における出来事」について各国のしきたりを議論したとき
生、結婚、そして死という節目が並べられ、実際私たちは
生まれた時もこの先死にゆく瞬間も 自らそれを人生の節目だなあと
実感することなどあり得ぬまま「ことは起こる」わけであって、
きっとわたしにとって結婚も、そのように「起こった」んだろうと思うのです。
望んでも、望まなくとも、そのときはやってくる。
悲しいことも、嬉しいことも、やってくる、そういうものだから、
ジタバタせずにもう少し、目の前にあることに
ピントを合わせていこうと思います。
目の前で続いてゆくことは、すぐに「あたりまえ」になってしまうから
それを、アイフォンの小さな画面に切り取ることで、
改めて 自分が日々囲まれている風景を
見つめてappreciateできるように。