いのち 経験

(出産記録コピペ済)Sweet House No.12

03/11/2014

おなかが大きくなって

さいごの、ひとり旅

 

わたしは台湾にいる。

 

 

鳥のさえずる声と、

窓から差し込む陽のひかりで目覚める恩恵。

 

太陽の恵みのこととか、

うっそうと茂る緑色の大地をひらひらと舞う白い蝶のこととか、

乾燥機ではなく外で洗濯物を干すという贅沢とか、

蛇口をひねればすぐに暖かいお湯が出てくる発明とか

 

どこもかしこも清潔な厠とか

げんだいしゃかいで生きていると

特に日本みたいな先進国で暮らしていると

つい当たり前として見過ごしてしまう数々のことたちが

じつはどれほど尊いことなのか

 

ありがたいことなのか
もう一度しっかりと思いだす

 

人のあたたかさに触れて

自然と調和することで心と身体のリズムを取り戻して

大事な事をまたしっかりと

この手に握りしめることができる

 

 

台湾にきてほんとうに良かったなあ

もうきっと、

この次は長い間できないひとりでの旅、

 

こうして最後に集大成みたいなきもちで
「辿る」旅をすることで

再会したり、誰かと来た道を

こんどはただひとりで歩くことで

大切な記憶を一新して

また次に続いてゆくまっさらな道につなげてゆく

 

 

最後の数日台湾中部に滞在させてもらって

 

シティの喧噪から久しぶりに逃れた瞬間に

ほっとこころの休まるひととき

 

 

ちいさな猫と

庭で話しながら

 

残り少しだけ
満喫しよう

 

とても幸せ

来たときよりも
こころなしか

 

腹はまたマルくなり

愛おしさは、募ってゆく

 

 

わたしは、もうじき

母になる。

 

 

 

You Might Also Like