4月末まで瞑想へいき、それはそれはすばらしい体験を終えて、
友人宅にしばらくお世話になり、そして出産場所となる
ホームステイ先に移って
身のまわりを整えて必要な手続きやらなにやらで
慌ただしく日は捲られる
予定日まであと10日
最後の最後まで、せっせと巣作りをする、母鳥のきもち。
すべてが慣れないあたらしい環境のなかで、準備に追われる
まわりは空と、緑と、羊と、時々人と、牛。
最高に綺麗な空気と、星。
新鮮な野菜と果物がここにはあるかわりに、すぐ買える出来合のお惣菜はなく、
あたりまえのように生活の一部だったインターネットはなく、
車もなく、バス停まで歩いて一時間。
電子レンジやテレビももちろんない代わりに、そこにあるのは、
木を燃やして火を起こし、
その火を頼りに湯をわかし、料理をする。
そんな場所で、新しいいのちはこの世界で私に出会おうとしている。
調べものやら生活に必要な手続きなども、今はほとんどインターネットがないと不便ですね。
なんとかやりくりし、ひとびとに助けてもらいながら何とか一つづつクリアにしていき、
ほっと一息つく時間が出来てきた。
外国までのこのこやってきて自宅出産がしたいという私の願いを
こうして受け入れてくれたホームステイ先は、一風変わったところで
最初はほんとうにどうなることかとおもったけれど
必要なものが揃って落ち着いてくると
ああ、わたしはこうして
夜は完全な闇と静けさにつつまれ、太陽の光や自然がもたらす恵みを
めいっぱい感じられる場所で
そう、新しい命に出会いたかったんだと
理想的な環境を与えていただいたと、
紹介してくれた友人やら助けてくれる全てのひとびとに
こころからありがたいきもちになる
病院でなにもかも用意されて臨む出産ではなく
すべてが手作り感満載の出産
助産師さんのチェックも血液検査も
機械で画面に映して様子をみるのではなく
おなかを直接手でふれて
元気かどうか調べてもらって
そのままそこで採血
これとこれを用意してねと
言われて
ビニール袋やら古いシーツやらで分娩マットなるものを作り
バケツや懐中電灯やら氷やら何から何まで
せっせと自分で準備にはげむ
とっても貴重で楽しい経験
基本はインターネットが使えない環境
おなかもぐんぐんラストスパートでおおきくなって
順調に成長をとげているよう
無事に産まれてくるといいな
産まれてまず
あたらしい命が
この世界を眺めるときに
冷たい電子機器やらに囲まれた
除菌されつくした場所で
テレビやら市街のビルや看板や騒音ではなくて
まず
鳥のさえずりとか
太陽の光とか
土の匂いとか
夜の静けさにきらめく星や
延々と広がるその青い空と雲と
人のぬくもりを感じて
そうして世界は美しい場所なんだと
肌で感じながら
人生をスタートしてくれるとただ、嬉しい
まだまだ
不思議ですけど
腹のなかから
別の人間が
これからでてくるとは
いまだに想像ができないけれど
ともかく
5月の自分を取り巻く世界が
最高に美しく愛につつまれていますように