出会い、旅立ち。
そのありふれた現象のなかで、
いかに自分が[今]から足を踏み外して生きているかを知る。
同じ場所に居続ければ居続けるほど、
そこにあるものが、あたりまえにそこにあるものになってゆく。
毎日目にしていつでも手に入れられると思っているものは
当然いつまでも手に入れられるわけではなく
電話をしたら いつでも話を聞いてくれる大好きな友達は
いつの日か 別の国で暮らす日が来て
普段通うスーパーで買うビスケットは、いつの日か
もう二度と食べられなくなる日が、
やってくるのだ。
出会い、旅立ち、
わたしが出会い、そしてわたしの人生に、大きく
または 自分で気付かぬ程subtleに影響を与えつづけるもの、
場所、そして人々。
永遠に続く変化のなかで、
当たり前に側にあったものは
あっとも言わぬ間に
去ってゆくかもしれないから
だからやはり
今をただ、丹念に生きるしか
術はない
「お世話になりました」
そう言う日が
必ずやって、
くるから。
とっておきに、しなくては。
今、
このうたかたを。