約2年前のいまごろ、妊娠がわかってから、
数ヶ月の間、
何度か、その「いのち」を
堕ろすことを
本気で
考えた。
中絶のできるギリギリ最後の週に、
目の前は真っ暗闇で、
両親に、ただただ泣きながら、
「本当に、産むべきなのか」と相談したこと
孤独のなかで
ひたすら不安と戦いながら
おなかに宿った命を守っていたわたしのからだ
あれほど相手を忌み嫌っていた母は、
絶望のギリギリの場所を彷徨い続けていたわたしに
「産まれたら、
かわいいと思うよ。」
と言った。
その時の感情も、
絶望の淵に立たされていたときのことも、
母の言葉も、
なにもかも
なにもかも、
わたしは一生忘れないだろう。
毎日毎日キラキラキラキラ太陽のように
笑い輝くその「いのち」は
かたちあり、温もりがあり、
いま、わたしのそばで
生き続けている。