遠くから
遠くから
でんしゃのおとが
きこえるように
かすかに
鳴る
きてきのおと
きみは言った
きみがいなくなったら
ぼくは泣いちゃうから
と
わたしがこの世界から
いなくなってはいけない理由は
それで
十分な、
気がしたよる
きてきの音が
きこえなくなるまで深く
眠った
わたしは
じぶんがしあわせではないことが
ただの
わがままだったことを知って
起きたら
まだ
わたしは、
生きていた。
そこにいることに
理由は
いらない
この世界に
さいごぎりぎりでつながれている
ほそい糸
とおくから
かすかに聴こえるきてきのおとが
その糸を
わからぬほどに
気づかぬほどに
撼わす
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