いつか
永遠を探してたあのころ
そのひとがふいに、それを誓ったことがきっかけだった
それからわたしはいろんなひとに、
「永遠」てほんとうにあるの?ときいたし
それを延々、さがしつづけたわけだけど
それは最後、どこにもないことが わかって
そして同時に、それはずっと失われることなくあることが わかって
わたしはそれからも、きっとずっと
その人の胸ポケットのなかに、住んでいるのだろう
悪態をつくことが、ぶつくさ文句を言うことが
愛情表現だとおもっていたあのころ
わたしは背伸びして
いつも、背伸びして 彼に近づきたくて
いっしょうけんめいだったんだろうと思う
わたしはいつも、怒っていて
ときどき、そうして彼の歩くスピードに置いていかれて
へたりこんで泣くたびに
彼はちゃんと、わたしのことを回収しにきたから
それはいつまでも、有効なやくそくだったんだろう
無条件の愛を確かめるようにわたしは
いつも愛以外のなにかを彼にもとめてきたから
そろそろ、いままでとは違う
愛情表現のしかたをするのもいいかもしれない
もう多分、よそよそしく敬語を使っても
わたしがすぐそばにいることを
そのひとは知っていると思うから
そんなふうに思う朝
なんだかんだでいつまでも、
その人の腕の中で泳いで、言葉少ななそのひとの
やわらかで力の抜けた虫取り少年モードの笑顔に
ときどき猫パンチができたら
わたしはきっと
永遠に幸せだとおもうから。
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