経験

その、ふたつを扱う

02/16/2019

怖くて怖くて、怖いものに

ゆっくりと

近づいてゆく

それが、いいものなのかどうかがわかるのは、

たぶん、少し後なんだよ。

 

怖いには、2種類あって、

 

ちょうど、はじめて視力が宿ってから

生まれて初めて見る花に、触れるときのようか、

生まれて初めて見る炎に、触れるときのようか。

 

 

その花びらを初めて見てそして

とてつもない恐怖を覚えながら

それを壊してしまわないか

おそるおそるそれに触れて

そして本当に

壊してしまって

またそして、

じっとその恐怖を見つめながら

もういちど

そっと触れたりしながら近づいていくその恐怖と

 

 

生まれて初めて見る炎に、怖くて怖じ気づくのに、

それがなにか、とても大事なもののように感じてそして

なにもしらないそのときに

手が、溶けて燃えて無くなってしまうのに

痛みが麻痺するまで

それにおそるおそる、近づいていく、その恐怖

 

だから、その怖いものに

触れて、近づいて、ひとつになる前に

それがどちらの怖いなのかを

もういちど

しずかに自分に問うてほしいんだ。

 

 

みたことのないちいさな花びらと

みたことのない、ちいさな燃える炎に

 

いちばん最初に感じるものは

とてもにていて、

そして両方とも煌めいて見えるよ。

 

 

とても大事でもろいようにみえるものは、

ただ、

扱い方を一生かけて、知るんだよ。

 

 

 

 

 

 

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