ひとりごと

幸せの烙印

02/25/2019

烙印みたいな、身体中に幸せだと彫って

二度とそれが消えない魔法のこと

型抜きみたいな、刻印みたいな、もう二度と、あなたは苦しみませんよ

って

そういうのを押せたら。

Rさんが言ってた。

死んだ子供を前に、そのときに、幸せになる覚悟を決めたと。

Cさんもそう言ってた。

カッコよくて背が高くてステキな彼が、たくさんのものを抱えながら

ちはるさんのことを心から愛してくれたときに、前向きに生きることを人生の中で決めたのだと。

わたしはじゃあ、誰のために

最後の幸せの烙印を自分の身体に刻めるのか。

 

誰かが自分を幸せにしてくれるのを待つんじゃなくて

誰かのために

自分が幸せになることを決めるとき

その烙印はなんか

酷く痛いから、もう逃げたいと思うけど

その入り口にしか

きっと未来は落ちてない。

 

わたしは一生不幸が良かった。

それは楽だったから。

彼はなにもしないし何も言わないのに、まほうつかいみたいにわたしをどんどん変えていく。

タオくんがそれを助けてくれる。

 

 

ユキちゃんに、何度死ぬんですか?と訊かれた。

これが最後だ。

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