オセロ

03/04/2019

わたしはフランス人のような、おしゃべりな男が嫌いだった。

わたしはアメリカ人のような、ジョークのつまらない男が嫌いだった。

わたしはイタリア人のような、おしゃれな男が大嫌いだった。

わたしは日本人のような、チビの男が嫌いだった。

わたしは自分の顔と同じような、大きな目をした男が大嫌いだった。

 

人生とは不思議なものである。

ある日、わたしの嫌いを集結させたような男についに訊ねた。

 

「それで、君は、何人なの?」

 

 

「僕は、宇宙人と言われている」

 

そう答えが返ってきたとき、

そういえば、わたしはジョークがつまらない男が嫌いだったよなァ

 

と思い出してそのまま無視をしたんだけど、

 

嫌いだった要素がぜんぶ好きに代わることって

ほんとうにあるんだなあって思った。

 

 

 

 

 

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