そして
わたしはもう幸せになってもいいよねと
強く思った。
ほかのことはもう何もいらない。
しごとも失っていいし、誰かから認められなくていいし、ひとにこたえることもしなくていい。
なにもかも失っていいから、わたしは自分がたったひとつ望んできたことを大事にしたい。
タオくんがいること
愛するひとと家族をつくること
たおくんの妹か弟を生んで
暮らすこと
それだけでいい
みんなをがっかりさせても
誰に後ろ指さされても
ここまで積み重ねてきたのにと言われても構わない。
本当に構わなくて、ただ、わたしは愛する人と一緒に生きる人生を選ぶ。
もう迷わない。
ぜんぶ捨てても、それでもいい。
たおくんと、愛する家族さえいればそれでいい。
ほんとうに最初から
わたしにはなにもいらなかったんだよ
それだけでよかったの
無駄なんかひとつもない
これでよかったんだ。
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