自分が、選んだはずの
その道が
こんなにも、苦しくて
誰かに認めてもらいたくて
生きること
それが、愛じゃないと気づくまでに
果てしない時間がかかる
陽に透けた
淡いオレンジの小さな花びらや
10月も終わろうとしている秋の午後の風や
数年住んで、初めてベッドルームから見る、そんな朝焼け
わたしの世界はいつも、こんなにも美しくて
そして、自分もまた、そんな美しい存在でありたいと
そう思ったから、わたしは、わたしを生きたんだ。
そんな自分を、認めてほしかった。
愛したひとたちに、気づいてほしかった。
そして、それは終焉を迎えた。
明るい夕の庭で、タオ君がそばで笑いかけてくれることを想った。
最後まで、諦めずにそばにいてくれた人が、この世界でたった1人はいてくれた。
愛する人を追いかけて、自分が見えなくなって、
目の前にある愛に、こんなに美しい自分とタオ君の世界に、気づけなかった。
タオ君のお父さんに、タオ君を授けてくれてありがとうと
心からそう感じた。
わたしは、わたしを生きている。
こんなに美しい世界を。
他の誰でもなく、世界で一番美しい世界を。