アキちゃんやりゅうじやちかちゃんを
苦しめたと思ったこと
自分が助けてもらおうとすると
愛する人を苦しめると誤解したこと
自分の首を絞めたピンクの鎖が
みんなへとそれぞれ繋がっていて
引っ張られた
ネジを外して一つずつバラバラにすると
皆散って、彼らの方に鎖が飛んでいった。
誰かの首にはまだそれがついていたが、わたしは自由になった。
その鎖はピンクでできていて、みんな何故か外したくない感じだった。
外れたわたしは、凛とした巨大な羽の生えた、真っ白なエネルギーを放っていた。強くて、ぜんぜん可愛いとかじゃなくてとにかく綺麗な女神みたいな美しい姿。
なにも怖いものなどないような、そんな感じだった。
ただただ美しくて、儚さもどこにもなかった。
もうひとつ、今日見たのは、明るいライムイエローのエネルギーがポンプみたいに送り込まれて、光ってはポニョっと丸を描いて、身体中に行き渡った。
それはいつかわたしが誤解して、りゅうじや潤がまいと一緒に住んでくれないのは、まいのせいなのだと思い込んだことだった。
自分が悪いんだと口にしたとたん、涙が溢れた。
わたしのせいじゃなかったのかもしれない、と次第に感じるようになった。
泣いているわたしに、タオ君は「誰も悪くないよ」とそう言った。
虫がきて、タオくんも泣いていて、2人で無力感を味わい尽くして、それでも守ってくれるひとはいなかった悲しみ。
どうして僕もママも助けがいるのに、誰もきてくれないんだろうというタオ君の感情が流れた。
光が行き渡るたびに、わたしが悪かったんだと思うきもちは癒されてゆくような
そんな感じがした。
タオ君の中には、ピンクと黄色と明るいグリーンの光がクルクル回りながら入っていった。
とても悲しいきもちがたくさん出ていて、ウミダシだと思った。
わたしに癒しが起こっているので、タオ君にも浄化が起こり始めているのがわかった。
これから変わる気がする。
大きな変化だ。
癒して、明るく前へと進む。
お母さんとつながって、まいを愛していたと教えてくれた。
そのままのまいでもよかったんだと
でも、この世界ではそれでは生きていけないからと思ったと
誤解だったけど、そこに愛があったことを感じ取ったわたしは爆発して大声で泣いた。
愛の溢れてとまらない、涙だった。
ねむろう。
疲れた。
たおくんとわたしに愛を贈ると、陰陽のマークみたいに一つになって回っていた。
ありがとうしかない。