ひとりごと

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12/14/2023

見透かされたように独りで、惨めだった。

でもひとが自分のことを尊敬しているのも知っていて、さらに惨めだっt。

いつかの名残。

終わりにしていい。

自分を責めなくていい。

 

そのピアノに感動した彼のピアノもまた、純粋無垢でたまらなく優しい音色をしていたから

わたしは思わずその背丈に背伸びして、彼の唇に軽いキスをしたのだった。

 

もう今のような長く冷たく暗く日々には

うんざりするような

優しい一コマだった。

 

誰かがわたしを好きでいてくれる

その軽い温かさが

とても懐かしく

優しく

嬉しかった。

 

手を繋いで

ただ何も考えず

尊敬され

守られるのもきっと

悪くない。

 

 

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