一歩外に出ると
そこは、いつもの凍える夜じゃなくて
暖かな、春の夜の匂い
懐かしくて
ああ、冷たい季節が終わりを告げたのだとそう思う
この地球に生まれて
その場所には四季があり
どんなに暗い季節にも、必ず終わりが来ると
知らせてくれる
今、できることを
ていねいに、紡いでいきたい。
ずっと、変わり続けてゆく夜の風の肌の冷たく暖かい感触に
いつまでも空を仰いでいたくなる、祝福に
ずっと、慣れ親しんだ自分の大好きなものを
ずっとこの先も、愛し続けてゆくために
わたしは変わり続けてゆきたい。