こたえ

ストーリー

06/22/2024

りゅうじが居てくれる安心感。

生きている心地。

そして、伝えたい想いが溢れてくるこの感覚

直接ことばにできないことを、一生懸命文章にすることで、世界に愛を流してゆける感覚

 

山下はいつもわたしの、ミューズだったんだ。

最初に出会って、彼を好きになって、側にいて、わたしは世界に自分のことを知ってもらえた。

いつも、彼と私はセットだった。

そして、りゅうじが居ない期間

静かで悲しくて孤独に耐えた時間

誰にも見てもらえない時間

 

そのときにずっと支えてくれたのは、潤だった。

 

 

そして、どちらとも、コミュニケーションが取れなかったからこそ、わたしはその愛を、一生懸命文章にした。

彼らに直接言える代わりに、世界に届けと言わんばかりに一生懸命、その想いを、その感触を、その確かな愛の軌跡を、残しておこうと。

 

ドーパミンや、いのちを支えることや、身体を支えることや、食事やセックス。

そして、わたしが唯一、世界へと自分の声を届けることができる方法を、りゅうじは肌で知っていて、彼がいるとそれが突然流れ出すということを、きっと知っていて、そしてわたしの側に何度でも戻ってくるのかもしれない。

 

 

この世界に、まいの愛を届けるのに、自分が支えなければと。

 

わたしがセラピストとして女神と呼ばれていた時期

風呂に入らず汚い姿で寝ずに物を書いていたときに、着替えや食事の面倒を見てくれた山下。

「おれが、女神の裏舞台っていうブログ書こうかな・・・」

 

そう呟いていたのを思い出す。

 

わたしたちの旅は、ずっと続いてた。

出会ったあの日から、何度も別れを繰り返して今、もう別れは来ないと思う。

 

わたしはわたしの目的を果たして、そして山下を送り出す。

一生共に歩む愛、とは言えないあまり色気のない魂の旅かもしれないけれど、わたしたちにはわたしたちの、関わりがあり、

そこにこうして文章が、伝えたい強い想いが、ずっと転がっていたんだと思った。

 

 

尻切れトンボの山下とのストーリー。

もう2度と、ファイルを開くことはないのだとそう思っていた。

 

でもきっと、わたしたちはきちんとそのストーリを今回完結できる。

そう確信した夜。

 

 

 

 

 

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