私が潤を選んだきっかけは、わたしには大切なひとがいる。ということを、そのまま愛している誰かがいるわたしのことを、愛してくれたからだった。
圭ちゃんがわたしを愛していると言ってくれたとき、潤をずっとこの先も愛していることを必死で訴えたけれど、一切受け入れてはくれなかった。
わたしがずっと潤を待っていることを知った圭ちゃんは、姿を消した。
潤は、わたしがりゅうじの支えを必要としていることを知っていた。この先もずっと大切なひとがいることを、理解していた。
それでいいとそう言った。
そして今、りゅうじもまた、潤を愛しているわたしのことを、受け入れてくれている。潤が、マイにとってどうしても特別な縁であることは、普通の過去の恋愛とは違い、消すことも忘れることもどうにもできない。
選ばないことも、別の人と幸せになることも、わたしには自由な選択肢があるけれど、わたしにとって宿題を終わらせずに次に進むこと自体、とても難しいことであって、とても困難な道だったとしても、そのやり残したタスクを終わらせられることは、幸せなことなんだと。
それをりゅうじはきっと理解していてくれる。
そして、そんなわたしを受け入れてくれる。
今はそんな気持ちがありがたくてその愛に涙が出るし、昔の2人の関係だったらそれはありえなかったとそう思う。
明日が最後だとそう決めてタオ君とやった1週間が終わる。
毎日毎日死にかけながら、ズタズタになりながら、死に向かって一直線に走った一週間。
もう明日は生きようが死のうが構わない。
ただ、みんなに助けてほしかったことを、気づいてもらえたら、それできっとわたしは生きられるとそう思う。
まりあが少し気づいてくれて、タオ君も少し気づいてくれて、わたしには、りゅうじの愛が支えてくれている。