NYに行く時、わたしはNYに行きたくはなかった。
でも、だからこそその場所に期待をしなかったからこそ、わたしはずっとそこで暮らせた。
山梨に行く前日の今日、わたしは山梨などに行きたくないとおもう。
一切の期待もできない、なにもない、たったひとりでその場所へ向かうこと
これ以上悲しいことはなくて、そしてカードには夢を叶える場所と書かれていて、今すぐ夢を叶える準備をしてと書いてあって、潤はわたしが人生や成功の邪魔をすると信じていて、反吐が出そうで、そんな場所にいく自分のことが悲しくて、バカらしくて、なにを頼りにドアを開ければいいのか、よくわからない。
ただひとつ言えることは、この先今いる場所にいても生きる意味はなにもなくて、
わたしには生活があって、
その生活が向こうで安定する保証などどこにもなくて、
それは外国にひとりで向かうよりもとても悲しく怖いことで、
たおくんとは話もできていない。
行きたくないことは、正解でいいのか、わからなくて、
荷物を片付ける手が
進まないんだ。
でも頼れるひとはいない。
不安を打ち明けるひともいない。
誰もいない。
たった、ひとりだ。
静かで、誰もいないことは、幸せなことだ。