わたしたちは、どうしたか。
ことばの通じない、その場所で。
手をとって、触れて、そして、口づけをすること
何度も、何度も、失敗しながら、前に、進むこと
下がっても、また必死で駆けのぼるから、いつしかその景色は
ずっと前に見たその場所よりもうんと、遥か高く、そしてそこには君がいる。
これまでたった独りで駆け上がってきた孤独な場所に
君の笑顔と笑い声があって、どんなに苦しいそのときすらも
ただ、吐息とともに君の気配がそこにあることが
ひたすらに、
ひたすらに幸せなんだ。
もう2度と離さないよと、そう言ってもらうことばの代わりに
抱き上げて
ただじっと、わたしがそこに居ることを受け入れてくれて
ありがとう。