外国での暮らし

では 後ほど

11/21/2011

過渡期というのは
べつにその時期というだけではなく
もしかしたら一生続いて
過渡期だなあと死ぬ間際に思っていたらポックリ死んだりとか
するかもしれないけどもだね

ともかく
動いているにも関わらずその変化が一切見えぬ時期や
変化に気づく瞬間のすでに停滞している時期や
つまりはコンスタントに流れというやつは
スピードをあげたり落としたり し続けているものだから

「なぜ自分は外国に住んでいるのか?と聞かれて

答えられなかった」
と彼に話したら

「その質問は、なぜ君は生きてるの?という問いに近いよね」
と彼は言った

 

わたしはなぜ生きているのかもあまり理由はわからない
だから結構生きてても死んでてもおんなじようなもんかなあとか
おもったりするけど
「ボクは今 君にこうやって触れるために生きているよ」

そう言われたとき
ああそうか
わたしは今 こうやって
彼に触れられるために

おいしいお茶にほっとするために
それだけのために 生きているのだと
教えてもらった気がした

 

わたしは
本当にどうしようもないことで

くよくよし続ける日々だけど
この人と過ごしていたら
なんというか うまくいえないけれど
もっと
まともなニンゲンになれるかもしれないと
そんなふうに思う
そんなふうに思わせてくれる
相手だった

 

そしてわたしは
そんな彼に感謝の気持ちを伝えずにはいられなくなって
リビングで論文用の資料に埋もれている彼に

こっそりEメールを送ってみた

 

「あなたにつり合うひとになれるよう、どりょくしたいです。
いつも側にいてくれて、ありがとう。」

そしてすぐさま
「マイちゃん!マイちゃんの名をカタッたイタズラメールが来たよ!」

と目をピカピカさせた彼から
しばらくして
届いた返事↓

from:A
Subject: まいちゃん
Date: November 19, 2011 8:12:27 PM EST
To: Mai Toyoda

わざわざメッセージ送ってくれて、
ありがとう。
僕も君に釣り合う鬼になるように、努力してみたいと思います。
では、後ほど。
(布団とかで)
[エッチ的な意味じゃなくて]

 

 

ーーーー
君に釣り合う”鬼”の部分が明らかにおかしいですが、
間違えているわけではないアメリカ人

最近は、”鬼”という存在についての研究にも没頭しているもようで、
逐一 ”鬼っていうのはさ、サビシイ存在なんだよ、マイちゃん。”

 とか
”鬼ってやつは、結構かわいい奴らなんだぜ。”とか
なんやしらんが大体オニ側について 

相変わらず前触れなく語りだすから困る。

 

困るのは、本人の尺度でその日読んだ文献から参照し、
突如「マイちゃん、オニみたいだね!!」 (←褒めている)
と言われて心臓が飛び出そうになるわ・・・もう・・

 

 

 

 

 

 

一生、過渡期でしょうね。
しつづける、変化。
愛おしきかな。

みなさま すてきなホリデーを。

 

 

では、後ほど。
(布団とかで?)

 

 

You Might Also Like