性と生と死と、愛と、生と性と生と死と生と。 数ヶ月ぶりにプールで泳ぐ。 この身体は、ひとりだが、完全なるひとりではなく、とても奇妙だ。 わたしは、母親になるが、一生、女であるだろう、とおもう。 ”性”は、わたしにとって、一生、消せぬ事実であって、 ひととして、愛すること、女として、愛すること、これから、親として、愛すること、 どれも、決して、変わることはないだろうと、おもう。 &nb […]…
Getteが、死んだ。 命は、有限なのだ。 深夜にバーモントから届いたメッセージに、しばらく身動きがとれなくなる。 Getteは、母だった。 わたしが、アメリカに渡るきっかけとなり、アメリカを最後立ち去るときまで ずっと”理由”であり続けてくれた、Levis一家の、 そう、花冠だった。 11月の末に、レヴィス家次男のマックスから、”ジェットが病気なんだ。怖 […]…
妊娠をし、出産に向けて刻々と日々を重ねてゆくさまは、 じぶんが思い描いていたものや想像していたものとは全然ちがった。 いいことも、ふかいなことも、 どうでもいい小さな発見が数えきれぬ位 つぎつぎ現れてくる。 ぎもんに思うたびにすぐさまグーグルできるこのご時世は、 ひとつ不安に思ってもすぐに答えをくれる何とも便利なものだが、 むかしのひとはどうしていたのかとか、 きちんと身体に耳を澄ませることを忘れ […]…
ひさかたぶりに、夜普通の時間にねむって、早い朝に、めざめる。 基礎体温表に記された日々の記録によると、1/12日に 「長い期間目をさました瞬間 とにかく憂鬱でしかたなかったのが、突如不思議な穏やかさに包まれていた」 とあった。 その次の日の記録には、 「今日朝目を覚ますと、部屋が光に包まれていて、 「愛している」感覚が強かった。 ものすごいエネルギーであった。 「愛」しているよ、と呟いた。 &nb […]…
Bill Evans の peace piece が流れるたびに 我に返る 昔から好きな曲だけれども 精神が四方に散らばって収集がつかなくなっているとき その流れるようなピアノが すっと静かに 気を鎮めてくれる まさに、魔法みたいな、ピース 狂ったように煮えたぎった頭を 冷やすために 暫く休養をとる peace piece みたいに 自分が好きな世界を彩る […]…
いままで想像したことがないような出来事や体験や感情を通して なんとかそれを受けいれ前に進んでいかなければと 試行錯誤するなかで いまだかつて自分の人生の上の辞書には存在しなかった 「後悔」という二文字が現れる 取り返しがつかぬことなど、ないのだと思っていた ところが、この数ヶ月でこの身に起こったことは、 やり直しがきく、ことではなかった。 なかったことには、この先一生、できないことだ。 「後悔する […]…