世の中は祝日らしい。 世の中はどうも祝日らしくて 陽のひかりは眩しい。 ブルーブラックのインクが次第に淡く薄く染まるのを願う。 みにくい感情はあまりいらなくて 美しければ、それでいい。 鳥の声と電車の音が陽の光と交互に挟み合う。 順々にひとつづつ、クリスタルの層みたいに 重なって厚くなればいいんだろう。 空は5月で待ちきれない感情の塊が ぶつかり合って混ざり合って4月の残り風が横へざ […]…
なんで外国に行くのかなんて質問を そんなもの答えはひとつしかないと思ったね だって雨の中で傘をささずに歩いてもいいからだよ それだけだよらくちんじゃないか 地下鉄の駅をひとつもふたつも飛ばしては歩く ポケットに手をつっこんだまま下向いて そりゃもうだらだら早足で道路の番号を順に数えながら そりゃもう適当にそのへんに […]…