2018/1/1 自分にとってにねというばしょは、 右にもひだりにも 上にもしたにも 前にもうしろにも どこにもいけないときに 行くばしょのようだ。 どこにも行く場所もなく、かといって どこにも帰る場所もなく、 やりたいことも何もなく、かといって 何もしないということが辛くて辛くてたまらないとき 泣くこともできず 怒ることもできず 光を見失い 真っ暗ななか […]…
その「愛してるよ」が いつか簡単に飛び交ったところからの 絞り出すようにしてかけた朝 ふたりの間に隔たる大きな壁は わたしたちが創ったものだけじゃなくて ふたりそれぞれが、歩んできた道で 積み上げたもの その壁を ひとつ、ひとつ崩していく旅 あなたのその手をもう一度、取るために その「愛してるよ」で、世界の隅々まで光が行き渡るように潤って その、震えた優しい声で わたしのおぼつかない […]…
たおくんが帰ってきて 明日から病院に行くけど、それが怖いんだということを話した。 最近は、ほんとうにつらいことや不安なことを タオ君に話すことができるようになって、そしてそのことをタオ君は 理解できるようにまでなっていて 毎日毎日その存在に救われてる。 ただでさえ、発達障害という疎ましがられるものを持って生きながら 愛するひとたちに次々見捨てられてきた次に 二次障害を治 […]…
2年前に自閉症の診断がついたときのことを、思い出していた。 あの、いのちを落とすかと思った恐怖の夜が続いたこと 息が止まって、明日には死んでいると感じたこと あれから2年が経つ。 正確にいうと、2年前、わたしたちは、幸せだった。まだ全ての苦しみの旅が始まる前で、わたしは自動車学校に通っていて、仕事を時々合間にして、花を育てて、お金の心配もしなくてよくて、恋人はいて、これから新しく仕事を進めていくサ […]…
潤君に、「ひとつだけ約束してほしい」 「もしも、この先、ぼくがまいのことを理解できなくて、くるしいときに 抱きしめることを拒否しないでほしい」 そう、言われたこと パニックの後に 接続が切れて わたしはまたひとりになった 潤君が、わたしのことを理解できないことは、あまり苦しくない ただ、接続が切れてしまったときの恐怖や ひとりにされる感覚 そばに、いてほしいのに、話がで […]…