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外国での暮らし 経験

記念日、どんな毎日を

  そしてわたしは、どんな毎日を、これから紡いでゆきたいだろう。 そしてわたしは、どんな人生を、これから流れてゆきたいのだろう。   どうか、見失わぬように、ありたい。 ただ日々の、ただそこにある、ありふれたその日常のなかの美しさを 一ミリも見逃さずに 感じきってゆけるように   そのためならば 世界のスピードに 置いていかれようとも 一向に 構わない   […]…

08/25/2012
外国での暮らし

恋人と脳みそちゃん

新しい猫と久々に登場 わたしの恋人は、流暢な日本語を操るアメリカ人で 将来大学教授になるためにせっせと仕事に励んでいる。   専門は宗教で、主に日本の仏教にまつわる民俗学について昼夜研究を重ねている。 中でも人に取り憑くという立場の狐の存在や、鬼や河童などの妖怪、 伝統医学などを中心に、朝から晩までせっせと分厚い学術書を読みあさる、 正真正銘、オタクの中のオタクである。   & […]…

08/03/2012
外国での暮らし

トイレに”I love you”

  向こうにある トイレに話しかけてみた ” I love you. ”   そしたらトイレは答えた ” I love you too. ”   しばらくして、トイレから上半身はだかの男がひとり 出てくるのだった。   恋人だった。  …

06/23/2012
外国での暮らし

Your Love Is My Drug

辞めた方がいいと、わかっているのに、どうしても、やめられないことが、ひとつやふたつ、だれにでもあるかもしれない。 掻いたら傷が広がり、血が流れることが、わかっているのに、 気付いたら爪を立てている。 わたしが主に、コントロール不能な耽溺に長い間苦しんだのは、紛れもない「恋愛」で過去に何度も繰り返した愚かな ”誰かを愛する” という錯覚のなかで今でも忘れられない記憶が、ほんの少しだけある。 欲しくて […]…

06/05/2012
外国での暮らし 経験

一日の始まりFeb 28 ’12

毎日は そう 同じように繰り返されて行き   ”反復”の美しさを迎えている   たとえば 朝4時半に起きて 白湯を飲み 60分の瞑想のあと 香をたいて 30分間 身体を伸ばし   6時を迎えたところで 一日の食事の下ごしらえを始める為に台所に立つ   炊飯器にスイッチを入れて 弁当のおかずが大体揃い始めたころに 誰かが起きた 音がして バスルームのドアがパタ […]…

02/28/2012
外国での暮らし

仙人の願掛け

  そういえば 年末日本に帰ったとき 鼻の頭にぴょっと伸びた7ミリくらいの白い毛を発見した   隣にいた妹に 即座に見せると ”それは縁起が良さそうだから抜かない方がいい”と言われ そこから大切にしているが 徐々に成長をしている気がする     毎日 いやがる恋人にムムっと顔を近づけ ”まだ居るっ??” と訊ねては ほっと胸をなでおろし 徐々に愛おしさは急上 […]…

02/17/2012