年下で、綺麗な顔をした、小柄な男の子だった。 まっすぐな目をして、”日本で、教えたいんだ”と言い放った彼は まだ なんていうか とても未完成な繊細さを持ち合わせているにもかかわらず 例えば大乗仏教のお経の話を 興奮しながら話すときはもう既に教授の顔で わたしは ああ こういう人が教える為に 生まれてきた人なんだろうと 思った 彼はレイバンの細長い四角のフレームの眼鏡が 本当によく似合 […]…
”愛してると言わせてくれて愛してると言ってもらえて、こりゃまたがんばれるな。” 恋人でない誰かからの電話で、目が覚める、遅めの朝。 恋人でない誰かに抱きしめられて、戸惑うことがある。 恋人でない誰かに手をつながれて、切なくなることがある。 恋人でない誰かに、もしかしたら、愛してると言われることも、あるかもしれない。 その時々によって、嬉しかったり、悲しかったり、するかもしれない。 & […]…
ひとは、確かにもともと1人で、孤独で 誰かに何かを求めても決して幸せになれるわけはなく 外に求めるものなど実際にはなく 全ては内に存在するのであることはもう重々わかっている。 それ以上でも、それ以下でもなくて ようやく最近自分のことや周りにいるひとびとのこと ひとりで過ごす時間をいとおしむことができるようになったのは すばらしきかなー進歩なのだ。 &nbs […]…