本以外のいろんなものが売っている、本屋さんで、すきなひとにプレゼントする、(すきなひとのすきなところ100)というなかみが空っぽの本をみつけた。 すきなところ100と、一緒にしたいこと100という本があって、一緒にしたいこと100は来世で書いてあげることにして、 そのすきなところをかくことをおもったら、枯れてしくしく痛んでいたこころが少しだけ、うるおう感じがした。 それをもらったひとたちの、顔を想 […]…
手放すことを決めた、そのたったひとつの彼からの永遠の愛を、手の中で二つに分かち合う。 請け負い人の手に半分、わたしの手に半分、入ってゆく。 かけがえのない唯一のたからものを、なぜ別のひとと分かち合わなければいけないのかと、わたしは泣きじゃくったままそれをした。 崩れ落ちるわたしに、なんとか強く励ますように、 「この手に入ったら、もう二度と、アイツからの永遠の愛は失われないから」 と請負人は言った。 […]…
二本の腕を無くしたわたしは、それを地上に落とす。 そのひとは、わたしが生まれて初めて永遠の愛を誓った、たったひとりのひとだった。最初で最後の、恋の相手。もう二度と、同じように誰かをここまで好きで、好きで、好きで、好きで、自分の全てを失ったとしても構わないと思えるくらい、好きになることはきっとないと、そう思う。2本の腕は、そのひとの側にあった。 そのひとは、わたしがたったひとり唯一永遠の愛を誓ったそ […]…
あなたのことよりも、 あなたのことを 愛している自分が、 もっと好き。 だからわたしは あなたを愛し続けるの。 Love myself best when I love you. Love myself when I love you much more than you. Is that enough reason to love you forever […]…