しずかに、濡れて、 気を失っているところに むこうがわから声が聞こえる 「愛してるよ」 と二回聞こえた。 静かに、泣きにいったから 今日は彼は、怯えていなかった。 たったひとりの自分の最愛の母親が 365日中300日くらい泣いている姿をみて育った彼は 不幸だろうか 滲む視界の向こうに、子不幸ものの自分の姿が浮かんだ。   […]…
ほんとうのことを話すというのはむずかしい。 たぶん、いちばんむずかしいことかもしれない。 いつも、それをこころがけていても、 それでも知らないうちに、いいことを書こうとしていることもある。 きょうは、そして朝書くにあたり、 じぶんに約束をした。 しょうじきであること。 ある […]…

