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経験

外国での暮らし 経験

Earth sky time

”That’s why I don’t want to come back here.”   みんないくつくらいのセカイで生きてるんだろう。 家庭と、シゴト場と、昔のおさななじみと、趣味仲間とか。 わたしには、とてもおおきな宇宙のなかでたったひとつのおおきなセカイがあって、 それでもその中にいくつかぱっくり別れたような部屋もあり、 なぜかといえば、しゃべる言葉が部 […]…

06/08/2010
外国での暮らし 経験

冷気の中

最高気温は、いよいよ摂氏マイナス。 結晶みたいな雪の粒が吹雪けば、マンハッタンの北の端 情緒のかけらもないネイバーフッドも少しだけロマンチックに見える。 暖房の追いつかない乾いてひんやりした部屋のなか 上半身裸になってぬるいすべすべの肌と抱き合う。 とにかく、今この内にある毒を冷気に任せて流す。 全て、出し切る為に。 新しい季節の為に。 本当の自分と笑う、そのために。…

12/20/2009
ひとりごと 経験

共感覚

変化とか、移り変わりのなかでしか 自分があることを確かめられないのは確かに もんだいであるのかもしれないが。   季節外れのクリスマスソングを聞きすぎていたせいで 光に彩られた街並から初夏の風が吹く あまり、むずかしいことはわからなかったが、ともかく感じるには、 あまり、わからないもののままとしてそっとしておくことが、 よりロマンティックだったりすることは 間違いないのだ。   […]…

12/07/2009
外国での暮らし 経験

狭間

期間の決まっていない長期休暇をとった理由 死んだように眠って丸二日間が経っていた ワッヅワースの住所に同時に届いた3通の手紙 声をあげて泣いても泣いても体中の水分が飛びきるくらい泣いても 涙がとまらない理由もどこにも見当たらない 狭間は、とても、意味ありげに見える 好きなことを数える。 数えきれぬほどの好きなことは、世界中に溢れている。 どれも、手放す理由が、見当たらないだけだ。 狭間には、いつも […]…

09/11/2009
外国での暮らし 経験

愛逢月

先月から今月に移り変わる夜 もの凄くびっくりすることを教えてもらった ”びっくりすることを教えてあげよう”と言われ ”なになに??”と飛びつく。 ”じゃーん、もう7月だよ。” わたしはメダマが飛び出るくらい驚いた。 いつのまに。 わたしたちは、駅から手を繋いで歩いていて、 ニューヨークには月があまりいないね、という話をしていた。 月と話をするのは、とても特別だが、 月の話を別の誰かとするのも、また […]…

07/04/2009