外国での暮らし 経験 淡々とドラマチック ロマンチックでドラマチックなことなど起こらない なぜならばすべての出来事は 日常に融けて廻り始めているから。 特別なことなどなにひとつここにはない なぜならばすべてのできごとは この場所から始まってゆくから。 一時的な夢と幻想の中で起こりうることは たとえ石が転がったとしてもケタケタとココロに響いた いまわたしが感じているのは これからはじまってゆく 実に […]… 02/20/2009
経験 狡い季節、冬 誰でもいいから隣に一緒に眠るひとがいて欲しいという 願望は 隣に一緒に眠るひとがいてくれるなら誰でもいいという 願望と 同じようで少し違う まだ混乱することもある 刻むはずの時が確かに止まった数秒感 静寂と妙な空気はそこに流れゆっくりと触れて 何かが伝わったのかそうではないのか それはわからない 真っ暗な中手を伸ばしそこにある腕は 私を抱きしめたのか私でないものを抱きしめたのか 弱い […]… 12/17/2008
ジャパン 経験 年の差をこえて わたしはいま、 家から徒歩1分の老人ホームではたらいている。 わたしは今とても恋をしていて 気になって気になって夢にまで見るひとがいて そのひとは洋太郎さんという 洋太郎さんはだだっ広い敷地に草がぼーぼーと生えた 古くて大きな家にひとりで住んでいて 「ようたろうさーん」と朝迎えにいくと 「いいいいいいいいいまいきますー」と言っていつでも裸足で出てくる おう […]… 12/13/2008
経験 適当な愛の秘訣 あまたのうえに置いたものが静止した歩き方もいいけれど あたまのうえからぼたぼたものが落ちる ぴょんぴょんものが跳ねる そんな躍るような歩き方もいいに決まってる 見えないところで真面目にこつこつやることが勝利のひけつ でもばればれでも怒られても無責任にさぼるのが幸せのひけつ ダラしない習慣は規律正しい習慣と仲良く手を繋げば もう怖いものなんてないじゃない スリルと野心と刺 […]… 06/22/2008
しぜん 経験 話し相手 連れ添いで会話の相手はいつでも月。 早朝の濡れてひやっと空気のなかで今日も手を合わせ。 月の出る方向へ歩き背を押されて帰る 小さい頃からずっと一緒だったことに気がついて ここまで運んでくれてありがとうと 目の前にいるひとびとが何をかんがえているのか それはもうスッと読み取りたいのならば まずは読み取られてもんだいない純粋なままでいることを 明日からあめのようなのでしばらく姿を消すであろうFullm […]… 06/18/2008