Browsing Category

外国での暮らし

すきなもの 外国での暮らし

謳えるとおもう

雨の日が、やっぱり、好きだなあと、おもう。 ジャズが、好きだな。舞い上がった塵が、地面まで降りてゆく、 あの独特なtranquilizerが 今からの季節にどんどん寄り添う 静かな高揚   こうして過ごす時間が、何もかもを育て上げる もっと もっともっともっと どんどん いいことになっていく とても強い予感がした夕方   支えてくれるひとびとに ふと吹き込む懐かしい風に 毎日愛 […]…

11/16/2011
しぜん 外国での暮らし

Acceleration

濃い青空の半分を覆い隠す真っ白な入道雲が この目でしかと捉える速さでズンズン動いている 実際にその水蒸気の集まりの下 どんな密度と速度で どんな化学変化が起こり それがどれほどドラマチックな出来事か 遥か彼方遠くのこの惑星の地表の上から ただ呆然と眺めるだけの私には 想像がつく由も無い   その堂々と荘厳に胸を張る姿の雲が ぐんぐん加速して瞬く間に舞台脇へ走り去り 空の隙間から次に打ち開 […]…

11/07/2011
すきなもの 外国での暮らし

なぜなぜ病

あいも変わらぬ、なぜなぜ病。   好奇心旺盛という楽しげな性格、一歩間違うと上記のような病名がつく。 病気が始まったのはおそらく物心がつく前だが もうすこし若い頃は ”なぜ” その一心のせいで 体当たり人生を歩まざるを得なかった 外ヅラは一見落ち着いているように見える今日この頃 しかしふたを開けてみると なぜなぜ病は年追うごとに、症状が悪化してゆくように見える そしてこの度 同じ病気のニ […]…

11/01/2011
外国での暮らし

神無月の雪

  コントロールのきかなくなったブレーキを ひたすら修復するにあたる一ヶ月   神無月の締めの週末 ぐっと冷え込んだ   世があける前の大学を横切る道の静謐に もうこの頭をトンカチで粉々にしたほうがいいんじゃないかという位の 寝ぼけた失敗と割れた茶色のガラス       わたしはまだ目をこすりながら 心の底の もやもやの正体を探し当てずに […]…

10/29/2011
外国での暮らし 経験

drizzling

世界は時に、too inspiring だ。 降りしきる雨の中の遅い目覚めと 窓越しに見える 冷たそうな空の下で凍える木々 まだ暗がりの早朝に聞こえた足音を 素知らぬ顔で通り過ぎる 哀しげな夢   ”世界は、偽りなく美しいと思いますか?” ”もちろん。君はそうは思わないの?”   誠実に、今日一日をまず余すこと無く享受する。   ーーーー 君はいずれにせよ歩き続けなけ […]…

10/28/2011
外国での暮らし

初めての待ち合わせ

ド近眼のその男が 旗じるしにかけている 眼鏡ではなく コンタクトレンズを入れて現れたのは その初めての待ち合わせと 3度目のデート 覚えている限り その二回である     ーーーーーー 運命の携帯メールの週末が明け 翌日の月曜日の夜であった 14丁目の 地下鉄の前で ヨガを終えて向かう私を 彼は待っていた 初めて会った日から数えて3日後 ぶっちゃけその彼はどんな顔をしていただろ […]…

10/25/2011