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外国での暮らし

台所 外国での暮らし

お洒落でダサいイタリアという国

ドアを開けると、そこには見慣れた大男が立っていて、そもそも私にとってイタリアという国がオシャレなのかそうではないのか、がイマイチつかみきれない感じはあるんだけど、その男もまた同じだった。 多分、イタリア人にもお洒落な男とダサい男がいるはずで、そのイタリア男に限ってはその絶妙なギリギリラインの上を行くところが結構好きだった。 明らかにセンスがいいとは言えないが、明らかにセンスが悪いとも言えない。 彼 […]…

02/24/2019
外国での暮らし

フードコートとは呼ばないけれど。

いわゆるスーパーのフードコートというか、カフェとかというよりも もうすこし、セルフサービス的な空間がとても気楽で好きで、 そこがたまたま所帯染みてなかったりすると、何時間でもその場所にいたくなる。   こぎれいで整ったカフェでも、すてきなレストランでも、ホテルのティーラウンジでもなく、 かといって、学生食堂や病院の食堂のような色気のない場所ではダメで、 ひとの温もりと手入れされている生き […]…

02/17/2019
外国での暮らし

4次元 “Let’s Get Lost” by chet baker

だからいつでもそんな気分になるのは、仕方がないことだっていうのを、 いい加減知らなければいけない。 イタリア人の彼と、クイーンズボロのアパートの窓から見たあの煌々とした明け方の月を、忘れることができないまま、 私は、またタイムトラベルに出たまま永遠に道に迷うのだ。   空の上で、いったりきたりする時間を早送りしたり巻き戻りしたりしながら 到着したのは自分の生まれ育った国だった。 でも、わ […]…

10/07/2018
ゆるり 外国での暮らし 経験

ビザー

  みなさまこんにちわ まいちゃんの みんなでいっしょにアンドゥーとワー レッツゴーフランス語の時間がやってまいりました いかがおすごしですか わたしはといえば ただいまの時刻朝の9時32分 きょうの授業は8時半からスタートしております 学校までは歩いて20分 気分のいい朝です   さて今日のお題は表題の通り「ビザー」 プチロワイヤル仏和辞典によりますと 形容詞 /変な 奇妙な […]…

10/07/2018
外国での暮らし

Aujourd’hui

  冬に近づく。 吐く息はいつのまにか白く ぐっと心を静にせざるを得なくなる。 無に、真に、透明に近づけば近づくほどみえるものはあって さすがに冬という季節がもつ 計り知れない神々しい深みと高みに圧倒されてしまう。 わたしはその前でこうして足を踏ん張って 「お願いだから」とひれ伏して どうかわたしをその真っ白な流れのなかに くわえてもらえるように 身を任せてやっとの思いで その季節の ち […]…

10/06/2018
台所 外国での暮らし

朝ごはん最強説

  ウォールナッツの入ったおみそ汁がが 朝の食卓へ、ふたつ並ぶ     顔を洗ってそとへでたら やわらかく懐かしい匂いと まさかニューヨークとは思えない まぶしい朝の、陽の筋が   愛で満ちみちのその時間は もう他にはなにもいらないと   もう他にはなにもいらないと思える   愛するひととの朝ごはんよりも 幸せな時間があるなんて、 &nb […]…

03/02/2017