しぜん 愛だの恋だの 虹の橋 旅立つ前はいつも同じ。 これからも、いつまでも。 私の帰ってくるその場所に、 あなたがいてくれますように。 そう旅立つ前はいつも同じ 時空と時空の狭間の点の上に ぽっかりとした穴の中に ゼロ地点の無に立ち返る あなたの声がよく聞こえる 心一杯に響かせて 旅立つとき否応なくついて回る感傷も 期待と不安に胸をかき回されるのも 不思議なくらいに神聖な静けさも 未 […]… 01/08/2008
外国での暮らし 愛だの恋だの 恋、空の港 港で行き交う人々をぼんやり眺めながら 帰る人々旅立つ人々と帰りそして旅立つ自分はどこへ たまに眼を閉じて思い浮かべるあなたの顔 毎日半日分いつでもせっせか追いかけていたのから 一気に飛び越えて、半日分あなたの先へ くるくる回り続ける地球の上で いつまでもそうしてかわりばんこで鬼ごっこ すぐそこに声は届いて画面の向こうでいつも通り 笑ったり悲しんだりしてみせるあなたの頬に […]… 11/06/2007
愛だの恋だの 一〇〇〇回のキスを たまにはそう エッチな気分になるときもあって たまにはそう エッチな気分になるときもあって そんなときはめをとじて 恋しいあなたの首から腰のあたりまで つうっと身体の輪郭をひとさしゆびで辿ってみたりして うつくしいあなたのその手が くうきを挟んだごとくやさしくやさしくわたしのせなかを包む ひとのからだっていうのは こんなにも混じりけなしにピュアで こんなにも心地がよいも […]… 10/30/2007
こたえ しぜん 愛だの恋だの 突風 しんみりしている場合じゃない 感傷に浸ってる場合じゃない 秋の雨に濡らされてる場合じゃない 静かな季節入り口でドアを開けるのを躊躇して 風の便りを待ってばかりじゃ進めない 何かを恋しがって夢見てるだけじゃ手に入らない 風の神様ともっと仲良くしとくんだった ピヨっと携帯に電話して「まあまあ速いのヨロシク。」って 言えるくらいにしときゃよかった 雑巾の匂いの水もドブの間を歩くよな日々をすり抜けて 突風 […]… 09/22/2007
外国での暮らし 愛だの恋だの 長い帰り道 ここは中国で わたしは日本人で あなたはもうすぐイスラエルで へたくそな中国語は聞き飽きた 無意味なフランス語は淡い差し色みたいに私たちを彩って 易しい英語を選ぶあなたの優しさで私は満たされて ひとつづつ増える私の大切な日本語を挟んで並び歩き 胸を押さえて祝い囁く今夜のヘブライ語 言葉というのは何て 尊くて美しくて私たちを繋ぐ橋で糸 手ぶらの帰り道 携帯も財布ももってな […]… 09/14/2007
外国での暮らし 愛だの恋だの ひとりのよる こうしたひとりの醍醐味は たくさんのひとのなかの自分と たくさんのひとのなかでさがす君の顔 こうしたひとりの醍醐味は ひとりでかえる帰り道と 目を閉じておもう君の顔 わたしが楽しい夜を過ごしたならば 君の楽しい夜を祈る そしてまた ふたりの夜に ふたりぶんのひとりの夜を交換しあう ねむるまでふたりぶんの体温を感じて おきた時にふたりぶんの光を共有する 夢で会えるように […]… 09/14/2007