私が潤を選んだきっかけは、わたしには大切なひとがいる。ということを、そのまま愛している誰かがいるわたしのことを、愛してくれたからだった。 圭ちゃんがわたしを愛していると言ってくれたとき、潤をずっとこの先も愛していることを必死で訴えたけれど、一切受け入れてはくれなかった。 わたしがずっと潤を待っていることを知った圭ちゃんは、姿を消した。 潤は、わたしがりゅうじの支えを必要としていることを知っていた。 […]…
夜中に目が覚めて、トイレに行けなくて悲しかった。 毎日のように、首を吊って死のうと紐をつるした場所が ぐしゃぐしゃになっていて 毎日毎日たおくんと怪我をするまでもみあって 全身打撲で これから、死なないといけないことが、たまらなく悲しかった。 わたしは、生きたかった。 …
古い記録コピー アメリカにもマクドナルドという店はそこらじゅうにあって、だいたいが同じは同じなんだけど、唯一ひとつだけ、日本とは違うところがある。 それはファミリー向けの清潔感溢れる集いの場ではなく、そこはいわゆる汚れていて、教養のない、階級の低い人間が来る場所のようだった。 ときどきわたしのような日本人が、日本が懐かしくなって紛れ込む以外、見ているとテレビで見るような薄汚いホームレスみたいな […]…
タオ君が本当にがんばって成長しているので、なんとか耐えられている今。 潤の痛みがすごすぎて、癒していく。朝からすごかった。自分のじゃなくて相手の痛みだと、もうどうにもならない。 全部地に帰してくイメージで、抜いてく。 誤解、お母さんとの確執、怒り、恐れ、引きこもり、協力ができないこと どれもトライしてもまた引っ込んでく。 今朝のタオ君とのやりとりで、助けてほしいときに相手が怯むと、どこにも行けない […]…