ひとりごと

これで

何かが本当に、一周したんだな。 そう思える6月9日。 6年前のあの日に静かな夜を過ごしたことも 3年前のあの日に冷たく白い夜を過ごしたことも 何もかもが巡り、終わったんだ。 最愛のたおくんのお誕生日 これ以上ない幸せな日 終わり。…

06/09/2020
おもいで

Hikone

彦根城の向かいに あの日見た真っ白な景色 絶望という絶望 漕いだことのない、旧いボートの柄を、波ひとつない水面の奥底からゆっくりかきあげるように、重たく、確かに、その時計を過去へと戻してゆく。 あの日見た景色と、今この瞬間が重なるその場所に着く頃には、水が自由にボートを滑らかに流してくれて、漕ぐ必要がなくなるくらいに時間の流れを行ったり来たりするものだ。 それはもしかしたら、わたしが生まれるもっと […]…

06/09/2020
くらし

Pan

買ってもらったフライパンの箱を開けた。 ふるいのを捨てたのが木曜日だから、2日かかったけれど。 やっぱり、それを目の前にして、ほんとうにほしいものがそこにあるのを感じて、 夢みたいだった。 コンテンポラリーのシリーズ。 これを持つにふさわしい自分でありたいとか。 贅沢かなとか。 ちゃんと、料理をするなら買ってもいいとそうおもってた。   でも、いまはただ、「ほしいからかって」 と言ってす […]…

06/06/2020
おもいで かぞく

こちらこそ

たおくんが、 「ママ、がんばってケーキ作ってくれてありがとう」 と言ってくれた。   泣きながら、変なケーキをつくって、おいしくないのを食べて、 おいわいする 誕生日。   たおくんに、 「がんばってケーキ作ってくれてありがとう、って言ってくれて、ありがとう」   という   「こちらこそ」     ありがとう、と言うと、 こちらこそ と […]…

06/06/2020