やさしさを 砂粒みたいなやさしさを ガラスの瓶の割れ目から全部こぼしてしまったから 中身は空っぽになって 空っぽになって初めて ピンクの砂の路が後ろに続いていることに気づく もう一度ガラスは温かい色に染まるだろうか まずは割れた瓶をなおせるのだろうか とりかえしは つくだろうか そうしたら もう一度本物の光に出会えるだろうか どうしてもあの奇跡のようなやさしさが 忘れら […]…
電話口の向こうで、 彼はつぶやく。 「カメラの電池なくなって、 充電どこにあるかわからんしそのままやねん。」 ◯ わたしと彼は、一年とすこしの間一緒に暮らしていて、 彼は私がいないと 靴下がどこにあるのかもわからないような人だということは、良くわかっていた。 一緒に暮らす男女間において、とても、よくあるハナシだ。 私はそれを、いきがいのように […]…
08-28-2006 じじばば、ちちとはは、まいの5人でいった先は長野県。 ボケたじいさんが、昼神温泉が好きだから行くことになったそうだ。 父方のじいさんは私が物心つくまえに死んでしまって居ないので 今回のじじばばは、ははのちちははということになる。 なんてことはない、ただの一泊二日の家族温泉旅行。 若者の姿なんてひとりも見ないし、 そこに広がるはひたすら […]…
