外国での暮らし

神無月の雪

  コントロールのきかなくなったブレーキを ひたすら修復するにあたる一ヶ月   神無月の締めの週末 ぐっと冷え込んだ   世があける前の大学を横切る道の静謐に もうこの頭をトンカチで粉々にしたほうがいいんじゃないかという位の 寝ぼけた失敗と割れた茶色のガラス       わたしはまだ目をこすりながら 心の底の もやもやの正体を探し当てずに […]…

10/29/2011
外国での暮らし 経験

drizzling

世界は時に、too inspiring だ。 降りしきる雨の中の遅い目覚めと 窓越しに見える 冷たそうな空の下で凍える木々 まだ暗がりの早朝に聞こえた足音を 素知らぬ顔で通り過ぎる 哀しげな夢   ”世界は、偽りなく美しいと思いますか?” ”もちろん。君はそうは思わないの?”   誠実に、今日一日をまず余すこと無く享受する。   ーーーー 君はいずれにせよ歩き続けなけ […]…

10/28/2011
外国での暮らし

初めての待ち合わせ

ド近眼のその男が 旗じるしにかけている 眼鏡ではなく コンタクトレンズを入れて現れたのは その初めての待ち合わせと 3度目のデート 覚えている限り その二回である     ーーーーーー 運命の携帯メールの週末が明け 翌日の月曜日の夜であった 14丁目の 地下鉄の前で ヨガを終えて向かう私を 彼は待っていた 初めて会った日から数えて3日後 ぶっちゃけその彼はどんな顔をしていただろ […]…

10/25/2011
外国での暮らし

神無月の再生

丸ごと 街ごと あっとも言わぬ間に 枯れゆく世界 わたしは 刻々と 色彩を失ってゆく その小宇宙の 細い割れ目に沿って 今日もかろうじて 息をしながら 歩いている 瞬く間に 締めくくろうとしている 神無月は わたしを 置き去りにしようと もくろんでいるのか 果たして 無事にその スピードに ついてゆき 今年を無事 結ぶことが出来るのか 早早に その年末に向かう透明な入り口にて わたしは孤高な緊迫感 […]…

10/24/2011
経験

交錯

透き通った まっすぐなこころに 立ち向かう 勇気をください 錯綜した 言葉にならぬ 葛藤を 乗り越える 勇気をください 高くそびえる 壁を ぶち壊す 勇気を 溢れるほどの 優しさを 洩れなく感じられる 勇気を ほんとうに欲しいものを この手にただ 受け取る それだけの 勇気を ください。…

10/18/2011
しぜん 外国での暮らし

そして季節は巡ってゆく

やっぱり、季節は巡ってゆく。 どうして、季節という輩は、年に4回、もれなく私の肩を叩き いつだって同じように通り過ぎてゆくのに、未だに飽きさせることなく 新しい気付きを次々と落としてゆくのだろうかと 思う   その 窓から見える色彩が 変わってゆくときに ああ、 時が、 経っている と 当たり前には違いないのだが、わたし必ず歩みを一度止めて、 そして かすかな風の流れを もう一度確認する […]…

10/17/2011