外国での暮らし

ある金曜日の夕方 初めて会ったその男子に  完全に♡を射抜かれ すべてをかっ攫われたわたしは 抜け殻のように宙に浮いたまま帰った   電話番号を聞かれたからには 電話番号を聞かれたからには 絶対に今夜眠るまでに携帯のメールが来る ”今日は楽しかったです またお茶でもいきましょう” ”今日は会えてよかったです またコーヒーでもぜひ”   そして私は 普段鳴らない携帯の前で正座し […]…

10/12/2011
外国での暮らし 経験

メランコリック

数ヶ月に一回、こういう気持ちになるときがある。 どうしても、家に帰りたくない、でも世界のどこにも行く場所がない、 甘酸っぱくて 寂しさとはまた違う 感傷の一種 胸の内側が 懐かしさとか 切なさとか 少しだけヒリヒリするような きもちで溢れかえるような そんな静かなよる ひとりでポッカリ抜け落ちた 宇宙のどこか 異次元で わたしは かたかた キーボードを 打って ブルックリンのアパートに 帰ろうか  […]…

10/07/2011
いのち

わたしとリンゴ

あれはおそらくわたしが中学生か高校生になりたてのときだったとおもう T家に あのネズミ色のでかいコンピュータという箱が 導入されたのは その箱には何故か リンゴのマークが ついていた   わたしの母は 小さい頃から 洋服とか靴とかアクセサリーはいっさい買い与えてくれない人だったが リンゴのマークがついたコンピュータには 黙っていてもお金をだしてくれる 今もiPhone5の発売を待ちわびて […]…

10/06/2011
外国での暮らし 経験

Morning stillness ( rainy )

雨続きのニューヨーク、てるてる坊主は 土砂降りの日、一生懸命働いている。 土曜の午後に、眠りに落ちて、おかげでやってきた夜は目が冴え冴え 久しぶりに夜明けの瞬間に出くわした 薄暗いなかで 瑞々しい雨間の 寒くもない 暑くもない温度の下 一寸刻みに空は白んでゆき 幽かな鳥の鳴き声が添えられる その静けさは いつか遥か昔に見聞きしたことのあるような情景でもあり まだ一度も踏み入れたことのない憧憬そのも […]…

09/25/2011
外国での暮らし 経験

タイムマシン

ショーペンハウワーが生きていたらなあ。 ていうかわたしが200年くらい前に生まれてたらとかおもう 仏教精神そのものと言える思想とインド哲学の精髄を200年前にドイツで説いたって どんだけ熱いんだっつーの どんだけわかってんだっつーの もー胸がときめく 一日が48時間ほしい 24時間は ふつうに洗濯したり昼寝したりして過ごすんで 24時間はまるごと 考えることとか研究にどっぷり耽らせてください とい […]…

09/25/2011
外国での暮らし 経験

Morning stillness

例えばこんな 今にも雨が降りそうな朝がやってきて 目を覚まして 重いからだを起こすとき 昨日 生きていた中で最も嬉しいような出来事があったとしても 昨日 生きていた中で最も悲しいような出来事があったとしても 今ここに降り落ちたその静かなひとりの朝は ニュートラル極まりなくて その分け隔てのない公平性は ある意味ショッキングでもあり 何事をも丸ごと流していくその茫々たる不思議な時間の推移は 大切なこ […]…

09/23/2011